知っておきたい、マレーシアの投資環境①

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今回から数回かけてマレーシアの投資環境について説明していきます。

まず、マレーシアでの企業設立をするにあたって注意すべき“投資規制”について説明していきます。

マレーシアでの企業設立では、禁止業種がありますのでそれに注意しましょう。

 

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マレーシアの投資規制について①

マレーシアは多民族国家であり、民族間の経済格差が長い間問題となっていました。

しかし、近年「ブミプトラ(*)政策」と呼ばれる政策の施行により、ブミプトラ企業への支援やブミプトラの教育環境の向上及び就労の支援が行われるようになりました。

 *ブミプトラ=連邦憲法により定義されるマレーシア系の個人及び先住民のこと

ブミプトラ政策により、外国資本の企業設立に対する規制が大幅に緩和され、ほとんどの業種で外国資本100%出資が認められているのが現在のマレーシアです。

 

禁止業種について

ほとんどの業種、とは言っても中には禁止業種となっている業種も存在します。

以下の業種は「マレーシア流通取引・サービスへの外国資本参入に関するガイドライン」によって定められている禁止業種です。

1:スーパーマーケット、ミニマーケット(販売床面積3000m2未満)

2:食料品店、一般販売店

3:コンビニエンスストア(24時間営業)

4:新聞販売店、雑貨店

5:薬局(伝統的なハーブや漢方薬を販売する薬局)

6:ガソリンスタンド(コンビニエンスストア併設店を含む)

7:常設市場(ウォットマーケット)

8:常設歩道店舗

9:国家の戦略的利益に関連する事業

10:布屋、レストラン(非高級店)、ビストロ、宝石店など

これらの業種は禁止業種として指定されていますので、企業設立において注意するようにしましょう。

 

次回は資本金規制などについて書いていきます。

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